印象に残る人物が目に入って、思わずため息をつくようになったら、
それは良い意味でどこか心を鷲掴みされていると自覚なさったほうがいいです
まだまだ追いかけ切れていない配信がたくさんあり、作業ついでや
車の運転中に流したりしているのですが、その数の多さと内容の多様性から
広大な未開の地を開拓している気分です。
そして度々配信を見ていて思うのはその引き出しの多さです。
こっそりと忍ばせた小ネタが時々際立つのですが、
花の妖精のアンテナは過去にも現代にも精通していて随分広いですね・・・?
(せいきまつIIとか・・・ばじりすくたいむとか・・・)
お茶目なところが垣間見え、一生懸命ネタを考える中でウキウキしながら
小ネタを挟んでいるのかと思うと、なんだかソワソワしてしまいますね。
前回の記事では音ゲーマーや考え方の魅力だけではない、
そうしたエンターテイナーとしてのエリー女史を紹介しました。
しかし、その後重大な見落としに気づくことになります・・・。
(とある振り返り配信で前回の記事に触れてくださったときの事)
エリー女史「フルートの演奏・・・以外の部分でご紹介を・・・」
ウァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア大変申し訳ございません”””””””
そう、肝心なアピールポイントといえる音楽の面で全くご紹介できていなかったのでした。
(釈明をするとあの時まだにじさんじ演奏リレーのお知らせはでてなかったし、
引き出しがとても多いので何を書こうかと思ったらつい・・・
そもそもフルート演奏についてまだ見れてなかった時期なので
適当なことを言ってとんでもないことにならないか
なんて気を揉んでいたらその・・・・!!!!!)
ま、まあ今は見れましたし、言い訳を重ねても仕方がありませんので、閑話休題。
フルート奏者として含蓄があって、引き出しの多さも魅力の1つであるエリー女史の
音楽の世界について紹介してきます。
今回は大きく分けて「歌唱の世界」「フルート演奏の世界」でご紹介いたします。
上記2セクションで示した魅力そのものと、それに付随する魅力がある感じです。
(音楽の世界というと音ゲー群も含まれる気がしますが、その魅力は1回目の
記事で大部分をお伝えしたつもりなので割愛します。)
【注意】
①歌唱の世界は何が来るかわからないという面白さがある故に、セトリのネタバレ注意です。
(一応クリックしたらセトリが見えるようにしてますが、見えちゃったらごめんなさい)
②筆者の音楽知識はほとんどない(楽譜が正確に読めないレベル)状態で
お話します。予めご承知おきください。。。(ちなみに一応のだめは少し見てました)
(むしろそこまで知識が無くても楽しめる点もエリー女史配信の魅力です。)
1.歌唱の世界
あまりにも特徴的なその声はまさに楽器そのものでは???と思わせるもので、
綺麗なのにハッキリとしたビブラートも、スキャットと見間違うほどの
舌周りの速さも光るものがあります。
【マイク破壊妖精】ANTI THE∞HOLiCでとんでもない声を出すエリー・コニファー【生配信リミックス】#エリーコニファー/#にじさんじ - YouTube www.youtube.com
一番初めにこれを持ってくるか、って感じはありますがすごい・・・
生配信でもこの歌声と変わらないテンポで歌っていて度肝を抜かれます。
過去の雑談配信なんかを見ていると、この動画からエリー女史を知った
という方が多いようです。
www.youtube.com
もちろんしっとりとした歌声も魅力の一つで、心を包み込まれるような柔らかさがあります。
普段の会話の丁寧さに違わない歌声で癒されることでしょう。
この柔と剛の両方を使いこなせる器用さに歌唱力の高さを見出しています。
歌唱力もさることながらその楽曲の選曲センスもなかなかのもの・・・
どころか、ハッとする選曲をみることになります。
色々仕込むの好きなんだろうなぁ。。。
ついハリキリすぎてしまう点などは、BEMANIではお馴染みのwac*1とシンパシーを感じるものがありますね。
BEMANI音ゲーマー(特にポップン)は知的好奇心旺盛な方が多いので、
元ネタを探って新しきを知るという機会もありそうです。
そんな気になる選曲ですが、ちょっとネタバレになるかもしれないので、
クリックで表示する形にいたします。 全部紹介したいけど・・・
とりあえず気になったものからピックアップしましたので、
バレてもOKだよ!という方は以下からどうぞ。
【ネタバレ注意!!】
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とにかく言えることは初めにお話しした引き出しも守備範囲も広大だからこそ
何が飛び出してくるかわからなくてワクワクという楽しみ方もできるわけです。
昔ティーツー出版のポケモンの攻略本で「「何だコイツ!?」と思わせたらもう勝ちなのである。」
という格言(?)解説をみたことがあるのですが、ホントにその通りですね。
エリー・コニファー、一体何者なんだ・・・
また、歌に何か心を動かすものがあることは百も承知ですが、それをできるだけ良い形で伝えたいという
本人の気持ちも配信からあふれ出ていて、耳にも心にもその心意気が染みわたります。
そんな2つの魅力がエリー女史の唄配信に込められていますので、
気になる方はぜひ動画をdigってみてください。
(有志の方がコメント欄にタイムスタンプのURLつきで
セットリストを載せていただいているので、ピンポイントで曲を聞きたい場合は
そちらから参照するとエレガントです。)
2.フルート演奏の世界
エリー女史の切り札でもあるフルート。
初披露は2万人配信の時のようですが、この時は録音+フルートは
キャラクターの動きに含まれていなかったようです。
(演奏しているのはクラシックの曲である、ゴセックのガヴォットでした。)
その腕前は確かなもので、本当にBGMとして使われても違和感のない演奏でした。
広いお庭の中でまったりと聴いているような安らぎがあって心地よかったです。
そして今後、フルート活かしていきたいね~とも語っています。
そしてそのフルートはちょっとずつ活かされているようで、
主に節目のタイミングで披露されることになります。
生演奏も伴奏とマッチしていて素晴らしいですね。
(「日立の樹」っていう選曲もすごいけど・・・)
(ちなみにフルートの生演奏はYou & me together*2のライブで細川さんがお出でだった時のライブでしか聴いたことはないです・・・)
そして新衣装ではなんとフルートもキャラクターモーションの仲間入りすることとなります。
そこにリソースが割かれるということは、それだけ気合を入れているものなのでしょう。
切り札を存分に生かした、目にも耳にも心地よい演奏を披露できるようになりました。
www.youtube.com
(いつ見ても圧が強いサムネイルだ・・・)
こちらでは情熱大陸を披露しているのですが、なんと分身さんとの四重奏です。
分身さんとテンポを合わせるのもすごいですが、演奏そのものもメロディだけでなく
軽快なリズムも奏でているような部分を感じられて、
草原を駆け抜けるようなパッションを体感出来て素敵な演奏でした。
そしてフルート演奏、実はYoutubeだけではなくよーーーーーく探してみるとTwitter
にもあるんですよね・・・
t.co
さらにフルート演奏でも時折その選曲センスは光るようで・・・
知ってる人からしたらときめくどころではないほど感無量なんだろうなぁ・・・
多分気持ちは同じはず! 妖精の探求心といたずら心が垣間見える瞬間でした・・・あざとい
最近では主催の1人としてにじさんじ楽器演奏リレーという大きな企画を
立ち上げる程のものとなりました。続けてきた種蒔きが実を結んでホントよかったですね・・・!
イ・ロハさんの力強いピアノの伴奏に、柔らかくもほのかな鋭さを感じるフルートの音が
とてもマッチしてて心地よかったです。
周防サンゴさんも交えての瑠璃色の地球の合唱も胸を打たれるものでした。
そして振り返り配信では楽器演奏や音楽に関する蘊蓄が光ります。
ここの振り返り配信で注目すべき点は2つあるのでそれを紹介していきます。
(1) 楽器演奏者ならではの目の付け所
個人的に気になったところがありまして、グウェルさんが木魚で演奏していた
ということのお話になった時リズム通りに叩きながら歌うことの難しさに
着目して称賛なさってて、やっぱりフルート奏者故か目の付け所というか、
楽器演奏に対する着目点の解像度が高いです。
(54:30あたりからその話になります)
www.youtube.com
大爆笑って言ってるけどね・・・・・・・・・・・・・
(グウェルさん自身もウケ狙いだと思うけど)
その話を聞いたときに確かに言われてみるとそうかもしれないなと気づかされましたね。
(ちなみに木魚って本当の目的はお経を読み上げるお坊さんが眠らないために叩いてるそうですね・・・)
いくらなんでも買いかぶりすぎかな。。。とも思ったりしましたが、
皮肉を言うような性格ではないと思うので、その見解に偽りはないと思います。
感受性とはまた別の能力にはなりますが、見える世界の解像度が高いと何事もより楽しくなる
と思うので、特に見習いたいなと感じさせたポイントでした。
(2)楽器演奏に関する説明が丁寧で初心者に対する配慮が厚い
配信の中でできるそれって限られては来るのですが、そこに対する配慮は厚いです。
例えば先ほどのグウェルさんのお話の後に3連符の話になるのですが、
そもそも楽譜におけるリズムの分解についての話からになります。
youtu.be
(正直この辺りの話はすっとばされそうだなと思ってました)
知識のギャップはできるだけ減らしたいというエリー女史なりの配慮が見られます。
これもやっぱり正確に伝えたいという思いからくるものなのかなと。
他にも演奏リレーで用いられた楽器同期での仕組みですとか、
フルートとクラリネットの音階の違いなど、演奏や楽器に関するよもやま話が聞けて興味深いものでした。
専門用語がぼちぼちあったりはしますが、基本的には少しでも説明いただいているので、
すんなり聞けてあまり音楽演奏方面に明るくない自分でも知見を得らえるほど楽しめました。
こうしたお話が聞ける雑談配信がまたあるといいな~と個人的には思う次第です。
youtu.be
ちなみにそれよりもだいぶ前の配信でもフルートに関するよもやま話をしていたりします。
実はこのあたりの配慮は音楽の世界に限らず、他の配信でも活きてくることになります。
例えばネットスラングや他ゲームで出会った情報(お米こめ~とかもそうですよね)は
あまり詳しくないという前提の元話が進むためか、他動画を見ないと少々分かりづらいネタは
エリー女史が添えてくれることが多いです。
(エリー女史も分からないものについては、エリ草さん方も丁寧に解説してくださってることも
ありますよね。ありがとうございます。)
この配慮点は配信の聞きやすさという側面でかなり重要な役割を担っています。
もうすでに死語かもしれませんが、「ググレカス」という自分で探求することが
デファクトスタンダードとなっている昨今とは裏腹に、検索するスキルって
意外と一筋縄ではいかないもので、なかなか目当てのものにヒットしないし
小さい作業とはいえ労力もかかるものです。
自分も日々の仕事でそういう局面に出会って困ることが多いのですが・・・
何処のソースなのかを示してもらえるだけでも理解が深まるし、検索もしやすいので
「ハイラルの世界では~」とか「弐寺さんの世界では~」「ボーボボさんの」
という一言で救われた方は決して少なくないのではないでしょうか。
(あくまで個人的な見解です)
話を戻しますと。
こうした配慮を楽器演奏の世界に応用して説明できるのは素直にすごいな~と思いました。
新しい世界の扉を開くにあたっての鍵だけでなく、支え棒にもなるような配慮にすごく助かってます。
そうしたアプローチでどんどんいろんな世界を見れるようになるといいな、
って少しばかり期待を寄せているのでした。
(もしかしたらVtuberという尺度では当たり前のことかもしれませんが・・・)
**
さて、ここまで音ゲーマーとして、エンターテイナーとして、
そしてミュージシャンとしてのエリー女史を紹介させていただきましたが、
色んな配信を見るたびにその秘めたるポテンシャルの高さを感じています。
主要なものだけピックアップして3つの記事を書いてみましたが、正直これでもまだ足りないくらいです。
(流石にこれ以上分析されると怖いかな・・・と思うのでもっとゆっくり見ようと思います・・・
けど、普通にツイートしてしまってるので、恐れられないかなと怯えてます)
っていうか時折思うのですが、めちゃくちゃ頭の回転早いときありますよね・・・みたいな・・・
どの分野においてもそれぞれの魅力があって素敵だなと思う次第ですが、
やっぱりその人柄故に魅了する何かがあるんでしょう。
どこかに軸足を置いてVtuberを見て行きたいとずっと思ってましたが、
それがエリー女史でよかったと心から思っています。
エリー女史によって導かれた世界が、まだ見ぬ世界へのプレリュードたらんことを。
*1:BEMANIを代表する作曲者の一人、脇田潤の呼称。エリー女史の配信では「音楽」が代表的なものですが、実際は「murmur twins」が代表曲かな・・・でもみんな好きな曲がバラバラなんですよね。不思議だ。 文才があるためか、かつてKONAMIのページに存在した楽曲コメントが壮大なものとなっており、知的好奇心をくすぐられます。 ちなみに自分がよく使う言い回しなんかはここから掻い摘んでいたりします。
*2:murmur twinsでボーカルを務めた常盤ゆうさんがボーカルを担当するグループ。https://www.youandmetogether.net/どちらかというとrisetteの方が有名ですが、僕はゆーみんも好きです。